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織物は面白い 糸と布のお話

白生地の産地として織物業界で知られる知多地域の織元を訪ねます。
01東洋織布愛知県知多郡武豊町
1本の糸が布になるまで

織物は織機にかけるまでもいくつかの工程があり、意外にも手のかかる仕事です。スーツやネクタイの芯地、自動車・航空部品、柔道着など多品種の織物を手掛ける東洋織布で1本の糸が布になるまでを追ってきました。

織物の仕組みの基本は、たて糸(経糸)の間を水平方向によこ糸(緯糸)が往復して出来上がります。手織りも機械織もこの基本は変わりません。

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紡績工場から届いた糸は
織物の風合いによって糸を合わせる「合糸(ごうし)」
糸に撚りをかける「撚糸(ねんし)」
たて糸を均一に道具に巻き上げる「整経(せいけい)」(機械織の場合3000〜4000本の糸が均一に整えられます) を経て、織機にかける準備ができます。

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整経の糸を一本ずつ、織機の「綜絖(そうこう)」に通していきます。綜絖によって様々な織が生まれます。

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いよいよ「織(おり)」ます。

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織上がった生地は「検反(けんたん)」して出荷されます。

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知多は泉州(大阪府南部)、遠州(静岡県西部)に並ぶ3大木綿産地のひとつに数えられます。
東洋織布は創業70年あまり。知多産地では新しい織元ですが、シャトル織機もあれば最新のエアジェット織機もあり、またクライアントのニーズに合わせて他産地の織物も織機ごと受け継ぐ懐の深い会社です。